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「この攻撃は…かなり激しいな」
あまりの激しさに反撃が出来ない連合。 困った表情の木菟へ、特殊技能班の者が提案して来た。
「蚕(かいこ)でも、あいつらの周りに撃ち込んでみますか? 今回のは改良型だから強力ですよ」
この術に殺傷能力は無いのだが、糸状の物が動くものに絡み付き拘束してしまう術で、相手の動きを封じる為には強力なアイテムなのだ。
「…やってみようか」
「了解!」
彼らは即座に準備し、敵兵のいる辺りへ蚕弾を大量に撃ち込み破裂させた。
「アハハハ…今回のは面白いからね! みんな見てね!」
しばらくすると、敵からの銃撃が徐々に減り…代わりに悲鳴が聞こえ始めた。 不思議に思った木菟は特殊技能班に問い掛ける。
「お前ら、蚕に何か仕込んだのか?」
「アハハハ…漆の樹液と山芋とハゼの木の樹液を添加したんですよ! ついでに茶毒蛾の毛虫とグラスウールの粉末も沢山入れましたからね。 もう、あいつら戦闘どころじゃないですよ!」
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