序章

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僕のところにって…… 「僕の家においで。ムダに広くて寂しいし、お嬢さん面白くて見てて飽きない」 て……展開についていけません! …… 本当にどでかい家だな……お城みたい 「そうかい?ありがとう」 キャー!また心の声漏れてた! 「あのー、本当に見ず知らずの私なんかを家に入れていいんですか?」 これはさっきから思っていた。いきなり知らない人を家に住まわせるなんて普通の人ならしない 「ん?全然大丈夫だよ」 軽いなー じゃあお言葉に甘えてしばらく居座らせていただこう! 「ただいまー」 「お帰りなさいませ」 メイド喫茶か! ハッ、ツッコミを入れてしまった! 「まあかわいい!旦那様、こちらのお嬢様は?」 「あぁ、今日からここに住むから面倒見てあげて」 「「かしこまりました」」 「あ、あの!」 「ん?どうした?」 「いろいろとあありがとうございます!私、ハルって言います」 「ハル……かわいい名前だね。僕の名前は…… 森鴎外だよ」
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