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*――*
「……ん――あれ?」
フカフカのベッド……。
夢じゃない?
身体が沈みこんでしまう位のベッドの中に、眠っていた。
「ソフィ?」
自分を呼ぶ声に、ハッと体を起こす。
「院長先生!?」
自分を呼んだのは間違いなく院長先生。
でもベッドは孤児院のものではない。
「ソフィ! 目が覚めたのか?」
近くで聴こえた声とともに、引き寄せられる体。
背中に手を回されて、ドキドキと他人の胸の音が聴こえる。
温もりに包まれる。
「な、……え?」
抱きしめられて顔を埋めようとしたけれど、院長先生の柔らかさじゃない。
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