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「ちょっと、離して!」
「おぉ、気の強い女は超好みなんだよねー。そこの男よりずっと強そうだな」
男はケラケラと笑いながら顔を覗き込む。顔を背け四方八方を見る中、もう一人の男はナイフを取り出し隆士へと向けた。
「早く金出さねぇと刺しちゃうよ?」
「や…やめてくれ…!」
と、その刹那。
隆士は血相を変えながら、瞬時に走り出し勢い良く走り去って行った。
…え。
…嘘。
…私を置いて、逃げた?
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