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「今日、泊まっていく?」
行為が終わり、
ベッドに横たわる私の背中に
但馬さんが指を滑らす。
「明日、仕事があるので今日は……」
「そんなこと言って
一度だって泊っていったことないくせに」
シーツを巻きつけ身体を起こす私に
すかさず皮肉を溢す。
確かに
私は一度も泊ったことはなかった。
でも、それは但馬さんに限ったことではない。
私には恋人ごっこのような
無駄な馴れ合いみたいなものはいらなかった。
だって身体を重ね、
その時間を
共に楽しむだけの相手にすぎないのだから……
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