第1話

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何処からともなく聴こえてくる鳥のさえずりで、トッドちゃんは目を覚ましました。 「ふあ~あ、もう朝か➰」 寝ぼけ眼で、そろそろと起き出し、衣服に着替えました。 「おや、トッド、おはよう。」 トッド母さんはいつものように、台所で朝ごはんを準備していました。 「おはよう、母さん。」 席についたトッドちゃんは、またいただきますをして、行儀よく食べました。 「このパン美味しいや。この卵も。それにこの野菜も。」 最後にミルクを飲んで、ごちそうさまをして、台所を出ました。 (今日は何をしよう。何処へいこう。) 考えるのですが、何も思いつきません。 (まあいいや、外へ行こう。) 「いってきまーす。」 元気に表にとびだしました。
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