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『え、ちょ、待てまてまて!なにおまえ、』
『んぁっ?!やめっ!なんでそんなとこっ!?』
『……ハァっ、ハァ、…ぁぁあっ、…』
『な、……ぁ、ま、んんっ、…も…むりぃッ』
散々泣きわめくこいつを丹念に、そりゃあもうこれ以上無いぐらいどろっどろに融かして焦らして、自分から強請らせるまでずーーーっと愛撫しまくった。
これまで我慢していた分。
これまで伝えていた愛情の分。
それから少しの意地悪。
色々な気持ちをそのままぶつけた。
そして挿れる前に、好きだ、と。
今まで以上に気持ちを込めて愛を囁いた。
…伝えて頷いたから和姦でいいんだよな。
まぁ、あれだ。
いわゆる姫始めというのをしたようだ。
ようだ、っていうのは正確な時間が分からないからだ。
でも年が明けていたんだろう、とは思う。
生まれた頃から隣に居て、呆れるぐらいに子供みたいで直ぐ拗ねるし直ぐ怒るけど、その分甘えてくるときは物凄く可愛くてどうしようもない。
好きだ。
好きだ。
……愛してる。
布団の中へ再び潜り、俺より一回り小さい恋人を腕の中に閉じ込めた。
あけましておめでとう。
今年もよろしく。
そうやって何度でも言い合おう。
こうして何度も正月を一緒に迎えよう。
お前がここでこうしてくれているだけで、俺は幸せだ。
心地よいぬくもりに目を閉じる。
次に起きた時、きっとお節を食べ損ねた事やお笑いを見逃したと俺の事を詰るだろう。
それも、まぁいいか、と思えた。
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