第7章 34話 ハロウィン

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「非日常過ぎる」 戦いが終わり落ち着いたギルドで真緒が呟いた。 「それはそうですね。でも飽きないでしょう」 「飽きる飽きないより怖いよ、この世界。……テオドロス、特殊能力ってなくならないわけ?いい加減兄貴に会いたいよ」 はあ…とため息をつく。 それはそうだ、中三で家族と離れ離れというのは堪えるだろう。 だがテオドロスのせいで帰るに帰れない。 「今頃地球じゃどうなってるの?俺ら完全行方不明じゃん…」 「そうですね、捜索願とか出されてそうですね」 「だよなー」 淡々とルナは答えていく。内容はともかくその通りだろう。
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