彼の過去

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「俺、1回捕まってるんだ…」 私は下を向きながら 「なんで?」 「ちょっとな…」 彼は一点を見つめていた。 「実は小指無いんだ」 といい、小指を見せた。関節2本分無い。 私はそれを見つめ 「痛くないの?」 涙が溢れた。 無い小指にキスをした。
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