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レイナは先生からの電話を切るとまた内線電話が今度は前任者からだった。
「どうですか、初めての仕事は」
「大変です。挙式の立ち会いまだ数組あります。
さらに今朝天に召された方の遺族の面会と何をしていいかわかりません。」
「あまり気になさらずに私の時もそうでした。
引き継ぎは多少時間をかけていいと修道院長もおっしゃっております。
今日は瑞穂先生にお会いになられます。」
「はい、会います。」
「そうですか、施設の子供たちのことは先生に任せておくといいでしょう。
次のカップルの挙式の立ち会いもお願いします。」
「もうそんな時間ですか。すぐにチャペルに戻ります。」
チャペルは普通のカトリック教会で普段は施設の子供たちやホームの老人でも自立で歩ける人たちだけ朝と夕方の礼拝を行っていた。チャペルは一般の結婚の挙式も行い中には有名人や芸能人同士のカップルも少なくなかった。
レイナは再びチャペルに戻る、途中先ほどのカップルに会った。
新婦は普段着に着替えていた。
ウェディングドレスはスタイリストが着付けを手伝いが普段着となるとお腹の大きさが目立った。
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