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デジャヴじゃないよ。笑。
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―深夜2時20分。
「たっでーまー」
いつもなら真っ暗シンの窓に明かりが漏れていたから、大樹は声に出して帰宅を告げた。
「おっかえりーw」
…が。
迎えたのは隆平ではなかった。
「桐嶋…さん?」
「ィエースw大当たりで~す♪」
覗いた居間に、テーブルに突っ伏して寝る隆平と全開に笑う桐嶋さんが焼酎の瓶を片手に出迎えて、るのか?←w
「隆平、寝てンの?」
「うんw
寝たの11時くらいかな?」
「いま2時半ぐらいっすよー?」
「だーねェ?
でも女の細腕じゃ運べないから放置してたのんw」
「…そすか。」
脱力した彼氏の身体を抱き起こし、持ち上げて寝室へと運んだ。
(姫だっこされて起きないとか…どれだけ酔わされたンよ?)
心配3割嫉妬7割の心情なんぞ発言する場もないから、黙って運ぶ。
→ムカついている。
、
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