女王様に近況報告w

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「っつか、さすがにそろそろ帰るわ。」 フラッと立ち上がった桐嶋さんは 「あー…っすね?」 ルネを捕まえてケージに入れると、玄関ではなく庭に面した窓を開いてツッカケを履いて立つ。 「あ、そだ。 言う必要は無いんだけどさー、三田村、アンタの転職のこと凄く心配してたよ。…って、言っときたかったから言う。聞き流してね」 「さいですか。 でも、シンドイなりに充実はしてるからそんなに苦ではないですよ、って、言っときます。」 「そかーwよかったよかった♪」 前の職場をクビになって、でもその直後に運良く師匠の口利きで再就職が叶って。 拘束時間は以前の比ではないにしろ、 料理人としても経験者としても引き抜かれて満足はしている。 「アイツ…そんな心配してました?」 「そりゃ、するでしょ? 金銭面では自分の給料でもやってけても、男としてのアンタの考えってーか立場とかプライドとかの心配してたよ。 ほんっと、イイ男と付き合えてるよねw」 「俺が惚れた相手ですからw」 「はいはいwごちそうさまでしたーww」 そうして闇夜に消えていく姿を見送った。 門を曲がるところまでw← 、
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