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ボクは親父の家を出て1人暮らしを始めた。
時々、幼なじみの京子が何かと世話をやいてくる。
中田京子(なかたきょうこ)。
中学二年生になる。
浪人生のボクとしては有り難い。掃除、洗濯も休みの日に纏めてやってくれていた。
*祖父の葬式も終わり、人形師の祖父の遺品を親父たち親族が整理していた。
祖父の遺書によると孫三人に財産分けの品物があった。
それを親父が持って来た。
大小の桐の箱が二つであった!
ボクはあまり興味がなかったので、その桐の箱は開けずにほっといた。
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