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人形は顔を上げて。
「まぁ、いけますん。服を着ますから、旦那様はあちらを向いていてくださいませ。」
「はい。」
なぜだか?素直に後ろを向いていたボク。
人形は小さい箱の中の和服を着ているようであった。
時折、キュッキュッと帯を締める音が聞こえる?
パンパンと音がしたあと…
「よろしいですわ。旦那様。」
ボクは振り返って見てみると清楚な和服美人がこちらをニコッと微笑みかけている。
まるで人形とは思えない。物腰に驚いてしまった。
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