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｢どーぞ。｣
｢ありがとございます。｣
頼んでいたお酒が渡された。
｢今日、裕二ｻﾝは？｣
｢いますよー。裏で何かやってます。｣
｢何かって（笑）｣
裕二ｻﾝはここのマスター。もともと友達の紹介でこの店を知った。
裕二ｻﾝは既婚者だけど、遊んでいる噂はよく聞く。
｢ホント何やってんだろ。寝てるのかも（笑）｣
そうやって笑うこの女の人も裕二ｻﾝの女って噂。本命って話も聞いた。
｢舞ｻﾝも大変ですね(^^)｣
｢ホント、嫌になる~｣
とか言いながら何か嬉しそうな舞ｻﾝは可愛かった。
｢おねぇ！よく来るの？｣
ユウヤがまた割って入ってきた。
隣を向くと、ユウヤと私の間にいたヨウスケの姿はなかった。
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