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「ラストオーダーです。何か飲まれますか?」
「ごちそうさまです。」
「はーい。ありがとうございます。裕二クン呼んでこようか?」
「あー、別にいーよ。」
「あ、来た(笑)」
「え?」
「あれ、まなー?」
裕二サンが現れた。
「うん。ひさしぶりー。裏でずっと何やってたの(笑)」
「わりぃ。寝てた(笑)舞チャンいるし、いいかなーって。」
「仕事してー。」
「まなが来るまではしてましたー。」
ちょっと子どもっぽく言う裕二サンは前よりも少し疲れているように見えた。
昼間の仕事始めたの本当なのかも。大丈夫なのかな。
ま、あたしが心配することじゃないか。
「まな、今日帰りは?タクシー?」
「んーん。お迎えー。」
「旦那か。」
「んー。」
「男か。お前はもうちょい自分大事にしろよー。」
「違うもーん!」
裕二サンには言われたくないって言いたかったけど、やめた。さすがに、自分の女の前で言われたら分が悪いだろうし。
<着いた。>
携帯が光った。
「ごちそうさまでーす。また来るねー♪」
会計を済ませ、私は店を出た。
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