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「それじゃあ今から寮を案内する。」
そう言うとエミリーはなにかブツブツとつぶやき始めた。
すると、みるみるうちにエミリーの周りに魔法陣が広がっていく。
「よし完成だ。この魔法陣の上にのれば自然とお前の部屋に転移する。」
そう言うとエミリーはさっさと魔法陣にのり、どこかへ消え去った。
(エミリーってなんか無愛想だよな。説明もしてくれ優しいんだけどなんか冷たいというかなんというか……)
そんなことを一人で考えながら永都は魔法陣へ入っていった。
入るとすぐに景色がかわる。着いた先は
「ここって、ほんとに寮なんだよな。」
思わずそうつぶやいてしまうほどものが揃っていた。
決して豪華なわけではないが必要なものはおおかた揃っている。
トイレ、風呂、キッチン、冷蔵庫、ベッド、テーブル、椅子、タンスなどと十分すぎるほどものが揃ってあった。
さらに広さも十分部屋は一部屋だが20畳ほどは広さがあった。
「この部屋というか、この学園の部屋は全部空間が拡張されているんだ。さっきの空間圧縮ケースと作りは同んなじようなものだ。
あと、冷蔵庫には学園長がすでに食材を入れてくれている。タンスもお前の着ていた服は全部そろっている。」
服が揃っているときいて安心した。わざわざ服を買わないといけないと思っていたからだ。
「よし、それじゃ髪を染めるか。この帽子をかぶってくれ。」
そういうとエミリーは持っていたカバンから帽子のようなものをとりだした。
それを受け取ってかぶった。
「これで染色完了だ。髪の色は白銀にしてある。あとカラコンに関してだがこれの色は茶色それと特殊な魔法をかけているから常時つけていてくれ。」
そう言うとエミリーはどこかへ転移していった。
エミリーがどこかへいったあとよく見ると一枚の紙が落ちてあった。
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