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「ほれ、永都や起きるんじゃ。向こうからの人がきているぞ。」
目を開けるとそこにはおじさんともう一人しらない人物がいた。
「誰?その人は………あ!お前がその…あの…なんだっけ。」
「学園長様。こいつが例の人物なのか?」
男は俺の事を無視しておじさんに話かけた。
え、おじさんのこと今なんて言ったんだ?学園長?いやそんなわけない。
おれはおじさんに三年間育ててもらったんだ。
「おじさんどういうことだよ。おじさんが学園長って…」
そのころには眠気などとうに吹っ飛んでいた。
「ほっほ、永都やまずは落ち着くんじゃ。
まず、この男の名はエミリー・エルドレッド。ケイブリッド学園の教師を勤めている人物じゃの。
そして、わしはケイブリッド学園の学園長じゃ。
今まで黙っててすまない。わしはこっちの世界で魔力を持っているものを探しておったんじゃ。するとお主がいたというわけじゃ。
だから三年間ほどお主を育ててやったんじゃよ。」
「そういう事だ。たしかお前の名は永都といったか。お前は明日から魔法や武器が栄える世界レイズに来るんだ。」
男、いやエミリーといったか。エミリーは冷静とそういった。
「ちょっとまてよ。どういうことだよ。おじさんがケイブリッド学園の学園長で。俺は魔力というやつを持っているのか?
まず、魔力ってなんだよ。今までおじさんは俺を騙していたのかよ。」
自分でも何が言いたいのかわからなかった。
ただ感情をぶつけていただけだ。
「お主が怒るのも仕方がないわい。なら一つずつ説明してあげよう。
まず、魔力とは…いわゆる魔法のことじゃな。
魔法を使うために必要とするものじゃ。燃料とでも考えてくれ。
次はわしについてじゃな。わしは学園長それは変わらないことじゃ。
ただお主を騙してたわけではないぞ。
今までわしはお主がレイズにいっても困らないように剣の修行をつけてやったはずじゃ。」
確かに俺はおじさんに剣の修行をつけられていた。
剣の修行といっても剣道のようなものではなく、どこか本当に人を殺せそうなものであった。
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