一章 入学

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「とりあえず、お前は明日から学園に通う。 今日はもうこっちの世界へきてもらう。いろいろと準備も必要だしな。 学園長は学園に早めに戻っといたほうがいいぞ。」 エミリーによって話はまとめられた。 「今日からそっちへ行くってなんも準備とかしてないぞ」 昨日手紙を貰ってからすぐ眠りにおとされ さらに話が次々と進む状態で物の準備だけではなく心の準備すらも整っていなかった。 しかしそんな俺のことはおかまいなしにおじさんは昨夜と同じように1つ指をならした。 すると目の前に深い闇のように黒い扉があらわれた。 「ほれ、永都やレイズに向かうぞ。準備などはたいしていらないからの。」 そして俺が何かを考えるすきもなくエミリーによって腕を引っ張られ扉の中へと連れ去られていった。 扉を通った先には歴史の教科書でみたような中世ヨーロッパの街並みのような風景が広がっていた。
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