一章 入学

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「ほら、ここが武器屋だ。」 武器屋の見た目はなんというか。でかめの家の玄関に大きく武器屋と書いてあると考えてくれたらありがたい。 中に入るとありとあらゆる武器が揃っていた。 「たしか、お前は遠距離以外なんでもOKだったよな。 店長ここにある遠距離以外の武器を10000000円で買えるだけくれ。」 みるとエミリーの手にはカードが。カードには残金 50000000円と書かれてある。 「そんなお金使ってていいのかよ。」 今まで裕福なくらしをしたことのない俺にとってこんな大金は初めてだ。 「安心しろ。学園長はレイズでもTOP10に入るほどの富豪だ。 気にすることではない。」 「っ………」 空いた口がふさがらないとはこの事だろうか。 まさかあのおじさんがそんなお金持ちだったとは。 「へい、お客様。商品はどうしたらいいんだい?」 店長はたくさんの武器をもって聞いてきた。 「そこの空間圧縮ケースにいれといてくれ。」 空間圧縮ケース?わけがわからないまま見ていると、店長はケースの中に武器を詰め始めた。 見たかんじあのケースにはたくさんのものが入るらしい。 そのような魔法だろうか? 「ハイよ。お客様これでバッチリだぜ!そういえばそこの坊主黒髪に黒目って珍しいな。」 そういえばここにくるまで見た中では黒髪は一人もいなかった。 「こいつは役者だ。ちょいっと地球をテーマにした劇があるんだ。」 エミリーはそのように嘘をついた。 俺が地球人といつのは隠すのはよいとして、黒髪までも隠さないといけないのだろうか? というかこちらの人達は地球のことを知ってるのだろうか? 「ほう、それは珍しいな。今時地球をテーマにしたものなどあるのか。 坊主!そのとしでそんな役をやるとはな。辛いこともあると思うけど頑張るんだぞ!」 「辛いことってなん」 「店長ありがとうな。またこれからもよろしく。」 エミリーは俺の口を遮るようにそう言った。
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