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貴方に初めて抱かれたとき…貴方は低く深く切ない声で耳元で呻くようにアタシの名前を囁いた。
「アキ…」
貴方の声は耳に心地よかった。
アタシは返事をする代わりに貴方の名前を呼んだ。
「ケンくん…」
「俺の事好きか?俺の事一番に…」
一番に…ここに拘わる理由は分かってるけど、今はそんなこと考えたくないから。
「ケンくんしか好きじゃない。ケンくんしか好きな人いないよ。」
狡いよね。分かってる。
アタシ狡いの。
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