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「ケンくん…」
アタシは何時ものようにあなたの名前を呼ぶ。
「ん?なんだ?」
「えっ?」
特に用事があって呼んだんじゃないよ…わかってるはずでしょ?
名前を呼ばれるの嬉しいって言ったじゃない…
アタシは悟った。
アタシはきっと飽きられかけているのだと。
何時までも続けられる仲ではないのだし…
「うん…ケンくん。キモチイイ…」
アタシは彼との仲の終わりが近いことを感じながら瞳を閉じた。
完
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