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車内でも落ち込んでしまい、今後どうしようか悩み始めていた。
「当分は仕事無理だろうな」
「・・・ご迷惑おかけします」
そう言って頭を下げると運転しながらもタバコに火をつける。
「こっちはなんとかなるでしょ。汐里さんのが大変だし」
「...まぁ・・・なるようになります。それより仕事出れない方がしんどい」
「労災で生活は大丈夫でしょ」
「...」
「大丈夫だよ。気にしなくても。」
そう言って笑う東谷。
半年も休んでいたら戻ったとき、自分の居場所がなくなっているかもしれない。
メンバーも新しい人が入ったりして、とけ込めないかもしれない。
そんな不安がよぎっていた。
「・・・」
働きだしてから、こんなにメンバーに恵まれた会社はないと思っていた。
だからこそ。
離れる勇気がなかった・・・。
何より・・・
東谷から離れてしまうことが寂しくて仕方なかった。。
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