プロローグ

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気がつけば、真っ白な空間に、人影が。 神か? とっさに思った。 「そのとおりじゃ。」 やっぱりか。でも神ているのだな。 「神と言うより魂の番人じゃよ。」 「俺は死んだのか?」 「そうじゃ。」 「死んだ魂は皆ここに来るのか。」 「皆、ここには来ない。」 「そうだろな。ここはあまりにも静かすぎる。 なぜ、俺はここに呼ばれたのか?」 「それは、イレギュラーだからじゃ。死ぬ運命の魂が死なずに、生きる運命の魂が死んだんじゃ。 この場合、生きるはずだった運命の魂に確認を取る必要があるのじゃ。」 「確認?生き返ることができるのか?」 「生き返るのでなく、元にもどすのじゃ。」 「じゃあそうすると女の子は?」 「当然死ぬのじゃ。」
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