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何だか彼の言葉が 既に夫婦のようで胸がキュンとした 私がこの人の奥さんになるなんて 夢物語だった筈なのに 今だってまだ夢を見ているよう 直樹が私の肩に触れ 軽く自分に引き寄せた 早く貴方の腕に包まれたかった 一時も離れたくなかった 言葉なんて要らない ただ黙って傍に寄り添って居られたら 其だけでいい 私は肩に置かれた彼の手を 愛しく握りしめた
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