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「…ここは?」
椎名が次に目を冷ましたのは白い空間だった。
(とにかく歩くか)
しかし、どれだけ歩いても景色は白、白、白だった。
「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
椎名は白い地面に腰を降ろして叫んだ。
「ごめんごめん!遅れた!」
「!?」
すると、突然、椎名の後ろから男の声が聞こえた。
その男の姿は異様だった。
と言うより人ではなかった。
声は男なのだが、姿は真っ黒。
人の影が男の声で話している。と言う状況だった。
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