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「お前…なんだ?」
椎名は直ぐに立ち上がって、警戒しながら言う。
「ん?僕はこのリアルゲームの管理人だけど?」
「その管理人が何のようだ?」
「いや~君にこのゲームの説明をするために来たんだよ」
(やっぱりゲームなのか?)
椎名は警戒を解いて管理人と向かい合った。
「じゃあ説明させてもらうね。
このゲーム、リアルゲームは仮想空間なんだけどそうじゃないんだ」
管理人は赤い目を歪ませながら言う。
「どう言うことだ?」
「んーとね、リアルゲームはゲームであってゲームじゃない。分かるかなこの意味?」
椎名は少し考える。
「もしかして、このゲームで死ぬと本当に死ぬとかじゃないだろ?」
椎名は顎に手を当てながら言う。
「その通り!このゲームは現実と何にも変わらない!変わってるのはモンスターとか職業とかスキルとか魔法があるくらいだね」
これを聞いた椎名は少し興奮した。
「モンスター?職業?スキル?魔法?説明してくれ」
椎名は目を輝かせながら聞く。
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