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「話してみ?」
ブンブンブン…。
ムリムリ絶対に無理。
「ほな、話したなったら…話せるようになったら話せ。」
わしゃわしゃされる髪が心地いい。
コクン。
首をふるのが、精一杯。
「あの。いちサンの話って?」
「あー、うん。それな…。」
クシャッと笑ういちサンの顔に見惚れてしまう。
一口含んだビールが喉を過ぎる
その喉元に惹き付けられて目が離せない…。
「店 辞めるんよ。」
「え…。辞めるッ?なんで?俺、聞いてない…イヤや。いちサンのこと好きやって気が付いたとこやのに…ぁッ」
って俺ーーーーッ。
どさくさ紛れに告ってまってる。
ってか辞めるって、聞いてへん…
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