第1話

12/16
前へ
/16ページ
次へ
【誉】 女の子の服… 「行きましょう!買い物!」 ガシッと五月君の手を取る。 「せっかく可愛くなってるんですから、可愛く飾りましょう!五月君を!」 「wwwwwオレ!?wオレはいいよw誉さんの方が服ないでしょ?w」 「私の服は確かにありませんが…五月君、いつもツナギばかりですし、この機会に是非!」 「オレは良いよw動きやすいのが一番だしw」 自分の服を買うと話題にした途端、全く興味を無くしてしまったのか、じゃあ、どっかでお茶しようか?wと言い出す五月君。 「そうですよ…。せっかく、無理矢理五月君の仕事を休みにしてもらったんです。病院の様子からして、診察はどうせ夕方。それなら、街の外で五月君を飾る為のお買い物をしましょう! 今まで、男の子で服もさほど気にしてないようだったので、プレゼントは控えてましたが、女の子なら飾って構いませんよね!」 「え?いや、……え?何で急に元気になったの?ww」 ニコリと笑って、五月君に問い掛けると心底不思議そうにする。 「女の子同士なら、仲良くお買い物しててもおかしくありませんしね!動きやすい服は、普段の五月君のがありますから、可愛くしましょう!あと……私の服は五月君が選んでくれると嬉しいです…。」 五月君が気にしてないなら、いつまでもうだうだ駄々を捏ねるのも変な話! まだ、変化を受け入れは出来ないけれど、買い物をしていれば少しは変われるかもしれない。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加