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だけど……ようやく気が付けたよ。
貴方がいなくなって初めて。
心の中が空っぽになってしまった私に……。
もっと早く、素直になればよかったね。
敬里。
もう少し、向こうで待ってて。
もう少し……後少し、
頑張ったら私もその場所へ辿り着くから。
この物語の結末を見届ける強さを、
私にわけて……。
花桜だけは、私の命にかえても……
私たちの大切な場所へと送り届けるから。
舞ちゃんの存在を抱きながら、
斎藤さんと言う仲間を信じ、敬里と言うパートナーの力を借りて
もう少しこの世界を精一杯生き抜こう。
舞ちゃんの後悔が、少しでも上書きされるように……。
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