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天界
白い空間で二人の男が真剣な眼で話をしていた。一人は全ての世界を管理する最高神でもう一人はこの天界の守護者であった
神「我が友よ、世界を救ってくれ」
雷「それが、我が使命なら、必ず果たそう、」
神「すまない」
雷「俺は大丈夫だよ、それに、天界も楽しかった……ありがとう友よ、」
神「そなたには苦労しかかけていないのに、友と呼んでくれるのか」
雷「俺が行かねばならんのだろう?」
神「ああ、彼の世界が壊れれば正史世界も消滅するかもしれん、彼の世界を壊そうとする者共は神格を持つ者共…ゆえにそなたに彼の世界を救ってほしい」
そう言うと神は守護者に頭を下げ"頼む"と言った。
雷「友よ……頭をあげてくれ、覚悟はできている、ただ、"奴等"が気がかりだ」
神「それは心配は今はない、世界の契約者"英霊"たちが押さえてくれる」
雷「そうか、だが油断はできない」
神「ああ、だからもしもに備えて、友よ、そなたに我が力の加護を、そしてそなたの風の聖剣に我が力をわけ与えよう。これくらいしかできぬ我を許せ」
雷「それで十分だよ、ありがとう、わがともよ」
神「それでは、力をわけるぞ、手を」
守護者と神の手がかさなるとその手は光に包まれた、とても暖かい優しい光に……。
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