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門をくぐるとそこは見渡す限りの荒野だった。
雷「なるほど、ここが"外史"か、……ふむ、友は力と共にこの世界の知識もくれたようだ」
彼は今、白のYシャツと青のジーパンでベルトに刀(風神の太刀)をさしている。ちゃんと鞘に入ってるから、ちなみに鞘の銘は風守と言う。
?「おい兄ちゃん、珍しいかっこうしてるな、金目のものをおいてけば命は助けてやる……グヘヘ」
?「そう(なんだな/だぜ)グヘヘ」
下卑た笑いをしながら三人の男が雷に声を掛けた。
雷は声を掛けてきた男達の方を向くとその男達の手にしている剣に錆び付いた血がついているのを見逃さなかった。
雷「はぁ~、お前達、そういって一体何人その手にかけたんた?」
?「は?ンナモンいちいち数えてねえよ、いいからさっさと金目の物を出せ、それともお前もこの剣の錆びになりたいのか?」
雷「どちらも遠慮するよ、見たところお前達は盗賊だろう?」
盗賊頭「だったらなんだ?めんどくせえ、野郎共ヤっちまえ!」
リーダー格の男がそう言うと盗賊達が飛びかかってきたが、既に雷は目の前に居らず、いつの間にか自分達の後ろにたっていた。
雷「せめて苦しまずに……逝け。」
そういって刀を鞘に戻すと、盗賊達は首から血を噴き出して、
盗賊達「そ……んな、剣を抜くのも……見えな……か……ドサ」
そうして倒れて動かなくなった。
雷「取り敢えず、町を探そう、食糧は3日は持つな……よし行くか。」
そうして町を探して歩き出すのだった。
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