第二話 いざ外史へ

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雷side 雷(間に合ったか、良かった) 雷は二人を見つけると、そこへ走った、走りながら鎧を装着した。そして、少女の一人の服に手をいれようとしている男の手を切り飛ばした。 男1「は……誰だてめえ!」 雷「……この村を襲った賊はお前達だな?」 頭「グ……だったらなんだ?、よくも俺の手を切りやがったな!!野郎共!!」 頭が叫ぶと村に散らばっていた手下が30人ほど集まってきた、剣に血を滴らせてるやつもいる。 頭「後悔してもおそいぜ?俺の手下全員を相手に生きて帰れると思うなよ!!まあ、俺の手を切ったんだ、名乗らせてはやるかグヘヘ、さあ、名乗ってみろ」 雷「……黙れ……下衆に教える名はない……」 頭「なにぃ!バカにしやがって!やっちまえ!!」 賊達「「ウオォォォォォ!!」」 賊達が斬りかかりに走ってくるが、雷は目を閉じ腰を下げ居合いの構えをする。 少女達(あわわ/はわわ!このままだとあの人やられちゃう!どうしよう……私たちのせいだ) しかし、その心配は杞憂だった、少女達は思わず目を瞑ってしまっていたがその一瞬で勝負はついた。 雷「居合い……雷流基本型……斬雷陣!!」 賊達は、その技が放たれると、何が起きたのかわからないまま……頭と少女達を捕まえてるやつ以外、全て倒れ動かなくなった。 そして 雷「残ったのはお前達だけだ、その子達を放せ、そしたら命は助けてやる」 頭「ふざけるな!誰がはなすか!」 雷「……そうか……。」 そう呟くと、雷は賊達の前から消えた。 頭「な!?……どこいった!?」 雷「……ここだ」 振り返ると、手下は倒れ、少女は既に解放されていた。 頭「……な……嘘……だろう?」 シュン! …… ズバァ 頭も首を落とされ、その場に倒れた。 雷は助けた少女達に怪我がないか確かめるため駆け寄っていた。
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