張角と劉備

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張角は指の先端を切り落とした。 「何をなさる?」と管亥。 「紙を出せ。」と張角に命じられ、配下は紙を出す。 張角は血の吹き出た指で命令書を書いた。 「大賢良師:張角は宣言す。 我が志は時流を味方に得ることあたわずして陽城に退却を強いられた。 そこで我、張角は危急の策として劉備玄徳に黄巾の首領を任せる。 もし不服なものあらば、去るがよい。」 と書いた。
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