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「では、全兵士の前で宣言していただけますか?」と劉備。
張角の態度の急変は劉備が張角を脅迫したような印象を与えてしまうからだ。
「ああ。」と張角は直ちに兵士を集めた。
「直ちに全軍集合せよ。」と張角。
直ちに兵士が集結した。「何でございますか?」と兵士一同。
「これを直ちに回覧してくれ。」と張角。
それを見た兵士の顔は豹変する。
「何故ですか?」とざわつく。
「実は私の寿命も残り僅かなのだ。張梁や張宝には汝らを正しく導くほどの力はないと感じている。それを託すに値するのはこの劉備玄徳と判断したまでだ。」と張角は叫んだ。
「「はっ!!」」と兵士一同。
張角の発言は金石にも値する価値を持つ。
兵士はもちろんそれに従った。
「では、正しい指導者が見つかった今、私は自害する。新たな主人に忠誠を誓うがよい。」と張角。言うが早いか刀で喉笛を裂いた。
「張角大賢良師!」
管亥や周倉が駆けつける。が、間に合わなかった。
「ああ…。」と兵士一同の号泣が響く。
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