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劉備は、呂布に袁術を打たせて、漁夫の利を得ても良かろうと考えた。
また、北海の孔融の配下には、太史慈がいる。勇猛な彼を配下にする必要がある。
劉備は荀文若に相談すると。
「名案です。」と賛成するので、
界橋に戻った劉備は帝に向かい、
「陛下。呂布に袁術を打たせたならば、中原に敵は呂布のみとなります。直ちに勅を発してください。
また、北海の孔融を大夫に任命し、呼び戻して下さい。」と言った。
帝は考える。
が、意図はわからない。
それに、漢の再興に関係があることは確実なので、
「了解した。」
帝は直ちに敕を出した。
「逆賊袁術は、淮南にて兇暴な振る舞い多く、呂布に討たせる。
呂布は討逆将軍に任じる。」
という命令書と、
「北海の太守に任命されていた孔融は、孝行をよくつくし、清廉潔白につき、散騎常侍に任ずる。
太史慈も校尉に任じ、武将の武安国に北海を任せるように。」と出した。
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