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そしてついに、寿春総攻撃の打ち合わせをしていた呂布に、帝からの使者がきた。
「呂布殿を討逆将軍に任命する。直ちに逆賊袁術を討伐せよ!」
帝からの使者に賈クも喜ぶ。
「これで、正義を取り戻せます。呂布様。
是非ともお受けなさいませ。」
位などに執着のない呂布も、了解した。
「慎んでお受け致します。」と応える。
使者は言う。
「これからもよしなに。」
そして去って行った。
二人はその背中を見送って、より張り切る。
「よし。やるか!」
「「おー!」」
一同は翌日に寿春に攻めようと決意した。
「では、左翼を成簾、右翼を高順、前衛を李典(逢紀のせいで、寝返りに失敗した。)、後衛を賈ク、呂建は俺と一緒におれ!」と呂布は直ちに命じた。
「「ははーっ!!」」
賈クや諸臣は膝まずく。 呂布は本来、戦上手なので、賈クの口出しが要らないほどに人材の配置は上手かった。
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