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「それと劉兄貴になんの関わりがあるのだ…?」と張飛。
「張角の敗因の一つに配下の裏切りがある。それが象徴しているのは、張角の魅力…。それは相手に恐怖心を与え、またそれを苦痛ではなく、尊敬の心にすり替えてしまう…。それが正体だ。」と関羽。
まるで配下にいたがのごとき発言だ。
「その点、俺には学がない。人心の掌握の遣り方など全く知らない。でも見ず知らずだった雲長や翼徳がついてくるのは俺には、常人にはない魅力が何かしらあるんだろう。と考えた。だから了承したんだ。」と劉備。
なるほど。
しかし自意識過剰過ぎじゃないか…。
と張飛は考えたが、口には出さなかった。
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