1人が本棚に入れています
本棚に追加
茜「ありがとう。でも、ダメだよ。ちゃんと皆と仲良くしなきゃ。遠ざけてる理由はわかる。だから、尚更。」
幸一「それって…どういう…?」
茜「じゃあ、私と約束しない?」
幸一「約束?」
茜「幸ちゃんの幸せは皆の幸せ。皆の幸せは幸ちゃんの幸せでありたい。そうだよね。」
幸一「まぁ、本音はそうなる…かな。」
茜「約束。皆と仲良くなって。」
幸一「約束って…それが!?」
茜「そうだよ。」
幸一「馬鹿馬鹿しい…」
茜「真面目に言ってるの。
じゃないと幸ちゃん一生不幸の象徴扱いだよ。私、やだよ…」
幸一「わかった。その涙に免じて約束するよ。それには…か…」
茜の頬には水みたいなものが落ちていた。
茜「私泣いてたんだね。」
茜は、そのまま幸一の胸に入り泣いた。
最初のコメントを投稿しよう!