第1話

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俺は、常々思ってた。 この世には、偽りしか存在しないって。 更に思っているのは、なんで神様はこんな残酷な理と運命を作ったのだろう。 こんな世の中最悪で残酷だ。 キーンコーンカーンコーン。 先生「それでは、今日はここまで。」 今日も学校が終わった。 俺には、友達がいない…いやもういないというのが正しい。 皆で、カラオケだのデートだのとそのような話でもちきりだ。 俺には、関係ないことだ。 俺には、写真がある。カメラがある。アートがある。 全部、一人で楽しめるものだ。 俺は、いつも、自分の家から徒歩5分の緑が丘公園にくる。 そこで毎日のように自然を撮っている。 俺の唯一の癒しの時間だ。 そういえば、俺ん家の隣に同い年の女性が越してくるって言ってたな。 どうでもいいか。 こうしてるといろいろと考えが出てきてしまうな。 家に帰るか。
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