第1話

5/32
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
茜「ここに、いたんだ。」 幸一「お前、うざいくらい白々しいな。 本当は、ついてきたんじゃないの?」 茜「ばれてたんだ。」 幸一「あんなわかりやすい尾行ははじめてみたよ。」 茜「ねぇ。ここで何やってるの?」 幸一「…。帰るわ。」 茜「待って!!」 幸一「なんなんだよ!!お前!!しつこいんだよ!! 俺がはっきり言わないのが悪いんだよな!! 鬱陶しいから消えろよ!!目障りなんだよ!!関わってくんじゃねぇよ!!」 茜は、泣きながら、 茜「やだよ!!なんで逃げようとするの!?そんなに人が嫌い!?私は、ただ、皆と仲良くしたいの!! 君なんて言われているか知ってる? 災厄の疫病神って言われてるんだよ!?」 幸一「だから、なんなんだよ!!お前には、関係ないだろ!!言いたいやつに言わせてるだけだ!!」 茜「関係なくないよ!!こうして関わってるじゃん!! それに私はお前っていう名前じゃない!!赤城 茜だよ!!」 幸一「あー。お節介さんっていうわけだ… わかったからもう消えろよ。」 茜「やだ!!私…君の…幸一君の隣なんだ…家も席も… だから、君…の…事ほっとけないんだよ…」 幸一「大分、身勝手だな…」
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!