Wind.01

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その次の日、会って確かめた。 葉月は隠そうともせずに、どうやって知り合って、なぜそんな経緯になったのかを詳細に話してくれた。 ……正直、もう少しザックリでもいいんじゃないかと思ったくらい生々しかった。 自分の彼女が、と思うと嫌な気持ちは確かにあった。 中学生だったし、女って…と一瞬あきれた。 でも、実際葉月はもともとそれに悩んでいて俺と付き合ったわけで、確かにこのリスクを背負っているからの今があるのも事実だ。 それよりも気になったのは、葉月の言い方だった。 あまりにもあっけらかんとしていたから。 「ごめんね? そういうの椿だってイヤだよね? わかれる?」 「……いや、もともとそういうのがあるって分かってて付き合ってんだから…」 「あ、ほんとー? さすが椿だねー。 心広い!」 キャーと喜んでくれているのはわかった。 多分…、俺の株も上がっている。 でも、なんか変だ。
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