欠陥人間

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まっすぐまっすぐ冥界に進むような子供だったんですって。 その度にお父さんとお母さんはあたしを懸命に助けたわ。あたしが今、こうしてあなたと話しているのはお父さんとお母さんのお陰。 お父さんとお母さんに向ける感情は好きが零で嫌いが零。 あの人達、なんにも面白くないの。あぁ、ならば好きが零で嫌いが百なのかしら。嫌いが千なのかしら。どちらにしろ、どうでもいいんだけど。 あたしもね、小さい頃は今みたいな子じゃなかったの。格好いい男の子に興味があったわ。可愛らしいワンピースに心を踊らせたわ。 んー、今も可愛い服は好き。今日のスカート可愛いでしょねぇねぇ可愛いでしょ? なんで無視するの?
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