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「うっそ!充電切れーっ!?」
放課後。
突然、後ろから届いた悲鳴のような叫び声に思いっきり体が跳ねた。
「どーしよー、どーしよー!!
学校終わったら健太に電話するって言ってたのに!!」
振り返ると、両手で携帯を握りしめたまま、真っ青な顔のリカが立ち尽くしていた。
「どうしたの?」
「今日健太、ライブなの!
学校終わったら待ち合わせして一緒に行く約束してたのにー!!」
うぎゃーとかぎえー!とか、
奇声を発しながらパニックになっているリカ。
目にはうっすら涙が浮かんでいる。
健太君は、最近できたリカの彼氏で、私たちの2つ上の高校3年生。
他校生でバンドでベースしているって言ってた。
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