『捕食』

2/14
前へ
/14ページ
次へ
狭い単身用のアパート。 遮光カーテンは昼夜問わず、引かれていた。 蛍光灯がうっすらと点いているがこの部屋の濃い闇を照らす事はかなわなかった。 薄暗い部屋で蠢く男。 彼こそが『もぐら』 特に定職に就かず、昼も夜もなく、 寝て、排泄し、食べて…。 その繰り返し。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加