如月遊里はかく語りき。

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そう返事を残し、遊里は通信を切った。 面倒事が次から次へとwwwwまるで強制労働のバーゲンセールだぜwwwwおばちゃんのカゴに勝手にぶちこんでやろうかwwww 「今度は何の面倒事が来やがったんですか?」 通信機を切ったのと当時に後ろのシェリルから問いかけられる。 遊里は通信機を空間を開いて作った目玉だらけの“スキマ”に放り込むと、手をプラプラと揺らしながら振り返った。 「あー、悲しい胸部をお持ちの王女様が貧乳こじらせて大変だから伝説のPADを見つけ出す旅に出るってさwwww」 「いやそれ絶対嘘ですよね。こんな内容がねじれ曲がる伝言ゲームは初めて見ましたよ。」 「嘘だともwwwwつまりさっさと帰ってこいって言われたのんwwww細かいことは帰りながら話す、少し急げ。」 遊里はレイの台詞に適当極まりない返答を返し、先程通信機を投げ込んだスキマに指をかけると、そのまま腕を振ってスキマの入口を人が楽々通れるくらいの大きさまで広げる。 さぁ入った入った、とせかす遊里に舌打ちのオプション付きで従うシェリル。 突然の精神攻撃にダメージを負う遊里の隣を、シェリルに続いてレイ、そしてその隣をチョコチョコと歩いている紺色の髪をした幼女………… 「待てコラ幼女この野郎wwww」 遊里はさも当たり前のように一緒に帰ろうとしている紺色幼女、イザヴェラの襟を掴むと、猫のように持ち上げる。 「なぁぁぁにごくごく自然な感じでシレっと列に混ざってんだwwww帰ってママのミルクでも飲んでなwwww」 「ええぇ~! いーじゃんべっつにさぁ~♪ボクと遊里くんの仲だろぉ~? お願いっ! なんでもするからさ、ね?」 「ん? 今何でもするって言ったね?」 「さっさとしろハゲ。いちいち反応しやがってんじゃねーですよ。」
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