さよならの代わりに 第3話

エレベーターは密室

八階から一階までが長い…。
男に押さえつけられたまま、背中…首筋と舐められる。

私は顔を背け、壁におしあて逃げる…。

一階ドアが開くと私を抱えて、降りようとする男…。
そこに入って来たのは、蓮さん。「愛美ちゃん…どうした？」

男は、咄嗟に私を蓮さんの方に押し付け…走って逃げた。