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蓮さん「愛美ちゃん、彼は?」子どもに話すように、ゆっくり聞く。
私「また、怒らしちゃった。思い出したら、恐くて…ちゃんと話出来なくて…。」話ながら、声が震えた…。
蓮さん「愛美ちゃん、外に出ておいで…。」
走って外に出た。車の前に携帯を持ち立つ、蓮さんの胸に飛び込む。
話ながら運転してくれたんだ…。
蓮さん「そんなに急がなくても、逃げないよ。」と優しく抱きしめる…。
タバコと香水の混じった蓮さんの匂いに包まれても、ガタガタという身体の震えが止まらない私…。
蓮さんは私を抱き上げ、車に乗せた。
片手で運転し、片手で私の手を握っていた。
蓮さん「朝まで一緒にいてやるから、俺ん家行こう。」
私は言われるまま、蓮さんに手をひかれて歩く。
私は、ソファーに座ると蓮さんは、温かいミルクティをいれてくれた。
「飲んでてな。俺、着替えたいわ。」
温かいミルクティと蓮さんの匂い、シャワーの音…。クッションを抱えていたら、急に眠たい…。
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