甘い時間

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スエットを着て、ボサボサの頭を直しながら、出てきた。 蓮さん「ごめん。昨日、飲まされたから、まだ、酒抜けてなくて…。」ソファーに座り、私の肩に頭を載せた。 「寝てて、いいよ。」と私は、タバコの火を消しながら答えた。 蓮さん「愛美ちゃんの側に居たいし…。」私をヒョイと持ち上げる。 蓮さん「やっぱり、一緒に寝て、俺、無理っぽい」 そのまま、私を抱きしめて、ねちゃってる?! タバコと香水の混じった蓮さんの匂い…。 少し体温が高いのか温かい体…。 子どもみたいにしがみついて、寝る姿が可愛い。 私は、起こさないようにじっとしていた。
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