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蓮「それより、愛美の話、ちゃんと聞かせて?」
私「私は、子どもの居ない叔父や叔母にとって、子どもみたいに大事にしてもらった。でも、医師と結婚して、病院を継ぐなんて…考えてなかった…。
ちゃんと勉強して、医師になっておけば良かったなぁ…。叔父も叔母も、私の気持ちなんか無視して、盛り上がってるし。私は、本当になんにも知らなかったから、驚いたの…。」
蓮「で、今日泣いてたのは、どうした?」
私「相手の医師と昨日、実はお見合いみたいな食事会で逢わされた…。」
蓮「そっか。」
私「私は、今日叔父に断りにいったんだけど、ダメだった…。恋愛と結婚は、別だって。」
蓮「そっか。」
二人の間に、どんよりとした空気が漂う…。
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